きみはきっと笑うだろう

記録とか歌詞とか、今の私とか。

君に送る 

いいえ、いいえ。

あの色でなきゃ駄目なのよ。



色を探して、さがして

鮮やかなひかり、いたみ。

 

泣き出してしまいたかった。

そこに身を投げ出して、叫びだしてしまいたかった。


でも、触れられない。

 

自らの両の手を広げ、見る。

ああ、私じゃ、さわれない。


眩しさに目を細めながら、微笑いました。

そうしたらきっと笑ってくれるだろうから。

 

 

ああ、本当。

なんにも知らないのね、きっと、ずっと。


2013/12/03送信文引用(一部改変)

201312052200

20170409

灯りに群がる虫みたいに、

いつも光を追っている。

 

きらきら、きらきら。

眼下に広がる無数の光。

遠ざかっていくのを見つめながら。

 

途切れがちになって。

斜め前を浮かぶ翼が色をなくして、暗がりに沈むようになった頃。

首をもたげてるのも辛くなったから背もたれに体を埋めた。

追い求めてる自分に気づく。

ああ、なんだ。そんなにも、

 


君がいない。

此処は夜のセカイ。my brightest.


ああ、今日もきみに逢えたらいいな。

 

 

 

 

飛行機から外見て真っ暗だなあって思って、帰りの電車でヒカリ聴いた結果。笑

 

 

 

 

光の向こう、また何処かで会える。

20131210 07:47

ゆらり ゆらり お山がゆれる

ざわり ざわり から風さわぐ

 

らりら らりら 小川はうたう

 


お山の木こりさんよ  調子はどうだい

今日もまた誰か  倒していくの?

風に吹かれて  ささやきざわめき

馴染みのことば  いつものひとりごと

 

 


小川のお水  くすりとわらう


さていつになったなら  ひとり舞台は幕降りる

 

 

20131211 12:04

歩んできた軌跡(トキ)はここに
ここに?
それはどこに?
確かにあるんでしょうか
この目に見えもしないものを
あなたたちは信じろなんて言うから
「そんな風」にいられたら
きっと楽なんでしょうけれど
あいにく私は馬鹿ではあっても
阿呆じゃないのよ
ほらみなさいよ
そう言うことは出来やしないだろうけど
でも私笑ってやるわ
あなたたちが私を可哀想だと言うのと
おんなじように私も思うわ
可愛そうな人たち!
その調を私も
謳ってあげるなんてことは無いけれどね
嘆いていたらいいわ
憂いていればいいんだわ
私はそれで喉を潤すの
同情はしてあげましょうか
其れが
あなたたちを殺すとしても
酷いと言われたって
そんなの知らないわよ
始まりはあなたたちだった
私は
日々の中では終わらない

 

 

20131203 22:01

 

闇夜の蛍。飛び回る彼は言う。

「気づかないでしょうけれど、月すらないの」


ああ、本当。空が真っ黒。

いつも、重なる陰の隙間から射し込んでくるものは、嘘だったのかしらね。

「さあ、知らないよ」



でもね、と彼は続ける。

「所詮そんなものなんだ」


もうすぐ夏が終わる。

儚い幻であったかのように、その内に彼らはふいと消える。名残すら見付けられなくて。

「いいんだよ、それで」



「きっと初めから無かったのさ」






ふわりふわりと、中空を漂いながら。私は、微かに目の奥に残る、やがて消える軌跡を追っていて。

だからね、光る君は言う。

「黒染めの衣ばかり重ねることなんか、お止めなさいな」





疾うに廃れて、沈む日を背に海を渡ってきたものに、想いを託してどうするというんでしょう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一面の雪の中に花が一輪咲いていたらきれいだと思う。

それが、血のように紅い花ならなおさら。

 

黄や青、紫だって同じでしょう?

 

いいえ、いいえ。

あの色でなきゃ駄目なのよ。

 

色を探して、さがして

鮮やかなひかり、いたみ。

 

泣き出してしまいたかった。

そこに身を投げ出して、叫びだしてしまいたかった。

 

でも、触れられない。

 

自らの両の手を広げ、見る。

ああ、私じゃあれに、さわれない。

 

眩しさに目を細めながら、微笑いました。

そうしたらきっと笑ってくれるだろうから。

 

ああ、本当。

なんにも知らないのね、きっと、ずっと。

 

 

20131209 22:11


いつからなの?

そんなの知ってりゃ苦労しないわよ。

 


*

 



昼の街を歩けば、若者たちの笑い声。

異質な世界に迷いこんだような錯覚に陥る。

このどこか壊れたような違和はいつまでたっても慣れない。

到底理解出来なかった。

 



何もかもがマヒしてる。

その不自然さに侵されて、私も、いつの間にか。

 



原因は定かのように見えるけど、

いいえ、違うの。

この胸を蝕む痛みは―――。

 



*

 


痣じゃないよ、これは、汚染なの。

 

 

20131207 20:38



【終夜】










それはだれ?
君はどこ?

 



*

 



舞台は閑静な街路のようです。






スポットライトが、舞台の真ん中照らす。辺りは薄闇。
不揃いな生ではなく合わさった、
潜められた呼吸(オト)が静を飾る。
ひとり踊るのは、木偶人形。からりからりと音がひびく。
引かれて歩く、吊られて跳ねる、終わらない。
ぜんぶぜんぶいて、みんなみんなある。
嗚呼、嬉しい、嬉しい。まるで夢。

 



ゆめ?
彼は首を傾げる。
聞き覚えのない言葉だ、
そんなもの彼は知らなかった。知らないはずだった。
ゆめ、夢?
あれ、なんだろう?なんだか...
ぐにゃりと、視界が歪む。

 




遠く広がる灰の土壌に。カラカラカラと、乾いた風が吹いて。
蜃気楼、何もなかった。
思い出した、「これ」が夢だった。
糸は切れて、動くものはもうない。
慣性に逆らわず、感性はしずめられて。

 



消灯。歓声、喚声。
まったく五月蝿いものです。

 



*

 



向こうで落下しているのは。
あれはぼく。







 




これで完成。
さあ、開幕しましょうか。


本日の演目は―――