きみはきっと笑うだろう

記録とか歌詞とか、今の私とか。

20131209 23:41

 

確かキレイな空だったはずだけれど 曖昧にしか覚えていないんです

まだ風のつめたい春の初めの頃でしたね 君は忘れたでしょうか

出来れば怒らないで聞いてほしい 別に僕は忘れた訳ではないんです



君が見つめていた空 それごと目に焼き付けたかったけれど

やっぱり君しか映らなかった 

僕のキャパは大分小さい 直ぐに吹き零れちまうんです

君のことならずっとずっと残しときたいからさ





あの日は特にひどいもんです あれはちょっと反則

普段は君 誰にでも笑顔振り撒くから

だからほら 皆誤解してしまうんです

でも僕はそんなこと知っていたからね 期待なんかしません 

それなのに一体どうしたことだろうね





わらった瞳  はらはら 涙こぼれ落ちる

痛む想いすら捨てて君は笑ったよ

「捨てないで」の声すらどっかへ行っちゃって

沈む夕日 照らす君 理由は聞かないよ





夕焼けが何故紅いのか知ってる?

其れはね太陽が優しいからなんだよ

いつも頑張って私たちを照らしていて

沈む間際 ちょっと気が緩んじゃうんだ



遠い昔  あの人の言葉

それで救われた彼を知ってるよ

だから僕は君に伝える

そんな痛そうな顔しないでよ

僕も笑って言葉紡ぐから





見開いた瞳  ゆらゆら  わずかに揺れる

繋ぐ呼吸すら忘れ  君は立ち尽くす

でも君はもうすぐに  また泣き笑い

沈む夕陽  染まる君  ひと色のけしき



ほらね


 




僕は君の遥か後ろ歩む  伸びた背中遠く見ながら

君が捨てていったもの拾いながら行くよ